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会社内での噂話が名誉毀損になりますか?

ご相談

社員数10名程の小さな会社に勤めて3年になります。その社内で私に関する嫌な噂が出回り困惑しております。

私の環境
在籍3年目の営業職
結婚10年で子供が2人

噂話の内容
・私の家庭環境が上手くいっていない
・不倫をしている

事実としては上記の様な事は全く無く、義父の闘病生活を支えるために金銭面、精神面で全力サポートを行っておりますので、寧ろありふれた家庭よりも固い絆で結ばれていると自負しております。
にも関わらず噂話を確かめるべく上司から2度、3度と噂話と事実関係について説明を求められ、とても不名誉に感じております。

この様な場合自身の名誉回復のために裁判に訴え出る事は可能でしょうか?
また損害賠償請求することは可能でしょうか?

ご回答

はじめまして。助言いたします。

> 社員数10名程の小さな会社に勤めて3年になります。その社内で私に関する嫌な噂が出回り困惑しております。

大変ですね。職場でこのようなことがあると本当に辛いと思います。

> この様な場合自身の名誉回復のために裁判に訴え出る事は可能でしょうか?
> また損害賠償請求することは可能でしょうか?

訴えることは可能です。
ただ、嫌な噂を流した人とその内容を特定して、証明する必要があります。
メールやビラであれば、形が残っているので比較的容易ですが、口頭だけの場合、どなたかに証言してもらう必要がありますので、協力をしてくれる人がいるのであれば、勝訴の見込みが出てきます。

裁判所で求めることができるのは、原則として、お金(慰謝料)の請求ですが、謝罪文の掲載が認められる場合があります。
狭い会社内での問題ですので、謝罪文の掲載を求めることも検討してもよいかも知れません。

泣き寝入りする必要はありませんが、現実的な問題として、訴訟提起すると会社にいずらくなる場合もあり得ます。上司に訴訟も検討していることを説明して、真実を説明してもらった上で噂を止めるよう注意・指導してもらうことも検討されてはどうでしょうか。

松坂典洋
弁護士・社会保険労務士
長年弁護士をしてきた結果、紛争が発生した後に対応するよりも、法制度を積極的に利用してビジネスモデルを構築し、リスク回避の仕組みを整備した方が、企業は利益を確保しやすく、持続的に発展することが出来ると確信しました。

「人手不足で悩んでいる」「社員が定着しない」等、一見法律が関与していない悩みでも、法的側面を含めた体制構築・整備を行うことで解決することが出来ます。

当事務所は、ビジネスのプロセスに着目し、経営者に寄り添い、悩みの解決を積極的にサポートします。
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